こころのそえぎ(福本早穂)です。
今年度も春と秋に開催している
「不登校心理学講座」では、
ご参加された親御さんの
自己理解と自己肯定を
めざしています。
<不登校の原因探し>
わが子が学校に行けなくなると、お母さんがまず、
自分の子育てを振り返って、
どこがいけなかった?
なにがまちがってた?
と欠点を探し始めます。
甘かったのか?
厳しすぎたのか?
関わり過ぎだった?
構わなさ過ぎたのか?
そして、
子どもの性格や行動にも
問題点を見つけようと
し始めるのです。
小さいときから
自分から友だちをつくろうとしない子だった。
些細なことにこだわりが強かった。
参観にいっても手を挙げたことがない
消極的な子だった。
逆に
友だちが多かったけれど、
周りに気を遣っていたのかも。
好きなことはとことん熱中するけど、
嫌なことは避ける性格だ。
のびのび育てすぎたのかも
などなど、
不登校になった原因を
自分の子育てや子どもの性格に求めて、
あら捜しをしている
お母さんが多いと思います。
でも、
いくら考えても堂々巡りなんですよね。
長所は時には短所になりますし、
短所は場合によっては
長所にもなりますから。
<1日1日を笑って暮らそう>
かくいう私も、子どもが行けなくなってしばらくは、
原因探しのスパイラルに
落ちこんでいました。
でも、
いくら考えても、悩んでも
わからないものはわからない。
そこでどうなったかと言うと、
ここからが
元来ノーテンキな性格が幸いして?
これだけ考えてもわからないんだったら、
もういい!
子育ては、
あれはあれで良かったんだ!
ということにしよう。
と決めたんです。
だったら、
これから先のことを考えよう。
泣いて暮らしても1日過ぎる
笑って暮らしても1日過ぎる
それなら、私は子どもと
笑ってくらそう。
親子で笑った1日、1日が過ぎていけば、
たとえ先がどうなろうと、
子どもが振り返ったとき、
楽しい思い出は残るんじゃないか。
そんなふうに思えた時、
いい意味で
ひらきなおれたようです。
<わが子の頑張りがわかるとき>
講座では、たくさんのワークシートに取組んでいただきますが、
その中で、
親御さんと子どもさんの
長所や
これまでがんばったこと
自信になった経験などを
書いていただくことがあります。
そういう視点で
わが子を見つめてみると、
「今まで随分がんばってたんだって
分かりました」
と涙ぐまれる方が多いのです。
それは、
子どもが本来もっている力を
再認識する作業とも言えます。
10/28京都の講座でも
そんなフィードバックを頂きました。
あさって11/3大阪での講座を
愉しみにしている
こころのそえぎ(福本)です。
(今年秋の講座は、昨日で申し込みを
終了しました。
来年春に、再開する予定ですので、
こころのそえぎHP「お問合せ」まで
連絡先をお知らせくださると、
ご案内メールを送らせていただきます。)
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@kokoronosoegi
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