2018/05/08

不登校回復段階「安定期」その4~人とのかかわりを広げる

こんにちは!
こころのそえぎ(福本早穂)です。



子どもの不登校は、
親兄弟、同居の祖父母まで
家じゅうが揺さぶられる大事件ですね。



そんな「葛藤期」を経て
「安定期」に入り、
子どもが家にいることが
常態化してくる時期、
約半年~1年くらい経ってから、
家族以外の人と関わる機会
を持つとよいと思います。


<学校の友だち、
 同年代がしんどい>

学校へ行けなくなると、
友だちとのかかわりがだんだん減って、
同年代に会うのがしんどくなります。


(学校を意識せずに
つきあえる友達とは遊べます。)


とくに、不登校のきっかけが
いじめの場合は、
同年代とのかかわりが怖くなります。



そういう場合でも、
家族は社会の最小単位なので
家族が不登校の状態を受け入れて、
学校以外の話題で
コミュニケーションが普通に
できていれば大丈夫です。



<家族以外の人とつながるきっかけ>
家で過ごしていることに
少し飽きてきたころ
第三者につながるようなきっかけを
親から提案してみるといいでしょう。



家庭教師という名目で、
大学生に話相手になってもらう。

(年間小中高不登校生18万人の時代
なので、不登校を経験した学生も
たくさんいます。

家庭教師派遣会社に
子どもの事情を言って、
希望を言えば
ふさわしい人を
紹介してくれると思います。)




やりたいお稽古事


好きなスポーツ
(部活だけ行ける子もいます。)


フリースクール


適応指導教室(学習支援センター)


などに、
子どもを誘ってみるのもいいですね。



できれば親が先に見学に行って、
どんな人がいるか、
その場所で
子どもが落ち着けるかどうか、
指導者は不登校の子どもに
理解があるかどうか、
下調べしておくと良いと思います。



勉強に関していうと、
適応指導教室は、
学習させるところも多いので、
勉強するほどエネルギーが
たまっていないと、
行くことが苦痛になってきます。


<学校に行くこともある>

子どもと担任の先生との
信頼関係ができているなら、
先生からの誘いで
放課後学校に行ってみることも
あります。

ただし、
勉強するためではありません。(笑)

学校の楽しい面を経験できると
学校のイメージが変わってきます。

その時、学校復帰できなくても、
いつか子どもが動き出すとき
学校に対するハードルが下がります。



<ネット、ゲームの人とつながる>
ネット、ゲームで知り合った人と
リアルに会いに行く
子どももいます。



普段から子どもと話しあえる関係なら、
ネットのどこで出会った人か、
性別、どこで会うのか
1対1か、複数か
など聞けると思います。



年令にもよりますが、
親が危険と判断すれば、
それを伝えて話しあえると思います。



相談事例から言いますと、


趣味、好きなことのサイト
で知り合った人たちと
複数で会う場合


会う場所が
公共の場である


などが目安になります。


あとは、
それまでの親子関係
が良好かどうか
ですね。



寂しさから
知らない人に
会うのは危険だ
ということは
分かって頂けると思います。



<親の気がかり>
安定期中期以降
子どもたちは
家を基点に少しずつ
人とのかかわりをひろげて行きます。



不登校を経験していない親にとって、
好きなこと、やりたいことだけ
している子どもは、
理解に苦しむ存在でしょう。



とくに、親自身が
親の期待に沿って成長した人、
家族の中で我慢を強いられてきた人
早くから自立しなければならなかった人
にとって、




不登校の回復過程を
頭では理解できても、
気持ちはついていかない

という葛藤状態で
苦しむことが多いのです。



かといって、
自分のような生き方を
子どもに望んでいる
わけでもないのです。



子どもの性格が
自分に似ているところも
あったりします。



子どもの不登校をきっかけに
自分に向き合い、

親との関係
夫との関係、
原家族の問題

ぶち当たることもあります。




そんなとき、
カウンセリングを受けると、
不安定になりがちな
感情が安定したり、

大きな気づきを得たりして、

今ある問題を解決するために
役に立つと思います。



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不登校の回復過程の流れが、
わかる記事です。
読んでくださいね。



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