2019/08/02

不登校の子どもは心で道を決める。

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。




夏休みに入り、
みんなが家にいる季節になりました。
毎日の登校への葛藤がなくなり、
親子でほっと一息ついていらっしゃる
のではないでしょうか?




今から夏休み明けのことを
心配していても
先のことはまったくわかりませんから、
ゆっくり
やりたいこと好きなこと
たくさん経験して
元気になってもらいたいです。








<心で道を選ぶ>
先日、ゲシュタルトセラピーの本を読んでいたとき、
こんな言葉が目に留まりました。



「何年か前、
私はあなたに勇者は心で道を選ぶと教えた。


常に心で道を選ぶことが
勇者と普通の人間とを区別するのだ。


『勇者が道と一つになるとき、
彼は道には心があることを知る。』


その道を辿るとき、
彼はこの上ない平和と喜びを経験するのだ。」


(「ゲシュタルト・セラピー ~自己への対話~」
ジェームス・オールダム他著/
社会産業教育研究所発行)





私は、この言葉を一部勝手に
変えて記憶していました。
こんなふうに。


『常に心で道を選び続けていれば、
やがて心と道は一つになる』




不登校の子どもたちが
元気になって成長し、
自ら道を選ぶとき、
他者評価ではなく、
自分がやりたいことを
選んでいるのです。




こっちが得だから、

世間体が良いから

周囲に承認されるから

条件がいいから

楽だから

といった外部要因ではなく、



こんな人たちと仕事をしてみたい

だれかを守りたい

支えてもらった恩返しをしたい



というふうに
内的に突き動かされる思いがあって、
彼らは行動しています。




<自分もだれかのために>
自分がSOSを出したとき、
それに気づいて
必要なサポートをしてくれた人


しんどさを理解してくれて
辛抱強く待ってくれた人


自分のペースを大事にしてくれて
そっと後押ししてくれた人


さまざまな人に支えられて、
今の自分がある
と感謝できるまでに
エネルギーを充電できたとき、





自分もだれかのために
役に立ちたいと願って、
道を決める不登校経験者たちに
私は多く出会ってきました。




学校へ行けなくなったとき、
望んだことではないけれど、
彼らは定型的な人生の道から
はずれてしまいました。




同級生のみんなと同じでなくなった自分
一緒に歩けなくなった自分を
認め、受け入れるまでには
いくつも葛藤を乗り越えて
いかなければならないのです。



自分の体と心の声をきいて、
自分で決めて行動しないと
バランスを崩す彼らなのです。




そんな子どもたちが、
学校以外の場で経験を積み重ねて、
やがて自分らしい道を見つけ
踏み出すときには、
大きな勇気が要ります。



いつまた立ち止まるかもしれない
恐怖と戦いながら、
一歩一歩
孤独な道筋を
歩いていかなくてはなりません。




そんな「勇者」を
育てている親御さんたち、
一人では難しいけれど、
子育ての喜びも悲しみも
一緒に共有していけば、
らくに乗り越えて行けます。




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