こころのそえぎ(福本早穂)です。
これまでの経験から
中学卒業後の進路を
選択の多い順にみていくと
通信制高校・サポート校
定時制高校
全日制高校
高卒認定
技能連携校
自宅でエネルギーを充電する
バイトをする
などがあります。
これらは、相互に往復したり
交互に進んだり
しています。
たとえば、
1)高校に行かないと宣言した子どもが、
自宅に一年いる
↓
バイトをする
↓
通信制高校に行く(バイトをする)
↓
バイトをする
↓
予備校に行く
↓
大学に行く
2)全日制高校
↓長期欠席
自宅でエネルギー充電
↓(やりたい目標ができる)
通信制サポート校または高認
↓
受験塾
↓
大学または専門学校
こんなにいろんなルートが
あるんだと知ると、
今つまづいている現状から
身動きできなくなっている
気持ちが楽になり、
客観的にみることが
できるようになります。
こちらも合わせてお読みください。
【関連記事】
<偏差値の高い高校が良い高校?>
子どもたちは、小中学校でインプットされたルート、
つまり全日制高校が一番良い進路先で、
しかもできるだけ偏差値の
高い高校がいいのだと思っています。
周囲の子どもたちに
空気のように浸み込んでいる
高校のヒエラルキー観に
影響を受けて、
出席日数や成績の良くない自分は
レベルの高い高校に行けないんだ
と思って自己卑下していることがあります。
そして、通信制高校に行くと
大学に行けないと思っている
子どもも親もいまだにいます。
そんな人に私は、
全日制高校を不登校になって
通信制高校に編入した高校生が、
志望の大学に合格し、
入学してみると、
前の高校の同級生と
教室でばったり出くわした、
という象徴的な例を
話すことがあります。
<やりたいことが目標に>
でも、私が本当に言いたいことは、その不登校経験者にとって
その大学に合格したことが
ゴールではなくて、
その大学でなにをしたいと思ったのか、
なにを勉強したいと思ったのか、
なぜその大学でその専攻を志望したのか
という目的や目標を持てるように
なったことが良かったと思うのです。
成績の輪切りで志望校を決めないで、
不登校になったからこそ、
そういう主体的な動機をもって
大学や専門学校などに
進学することができるのです。
私が出会ってきた不登校経験者たちは、
ただ学歴をつけるために
進路を決めていった訳ではありません。
毎日ゲームばかりしているように見えて、
彼らはずいぶん考えていたことがわかります。
<子どもの内面に育っているもの>
進路選択にあたっても、学校に行ってない期間に
好きなことやりたいことを
やっていたあいだに、
身に着けた知識、
考え方、
技能、
人間関係など、
より広い視野から、
次の目標(やりたいこと)を
見つけて行くのです。
その目標や目的があれば、
勉強することの意味が感じられます。
意味を感じられると、
勉強が楽しくなります。
親御さんには、
学歴をつけるという
外面を整えることにだけ
注意をむけるのではなく、
子どもの内面で
育っていることや
成長を感じられる
ちょっとした変化に
気づきながら
見守っていただきたいと思います。
親の会や相談会
カウンセリングなどに
参加していくと、
子どもに対する気づきが
促進されます。
こころのそえぎにもぜひお越しください。
個人カウンセリングのお申込みはこちら
9/21(土)
不登校相談会/吹田
午後13:30~16:30
定員6名 2500円
詳しくはこちらのhpから
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9/15「不登校心理学講座」大阪/淀屋橋
午前10:00~午後5:00
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子どもが進路に迷ったとき、
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