2018/10/26

不登校だと社会でちゃんとやっていけない?

こんにちは!
こころのそえぎ(福本早穂)です。




「学校もまともに行けないようでは、
 厳しい社会で
 一人前に生きていけない
 のではないか?」




不登校の子どもの親であれば、
一度はこんな心配をしたことが
あるはずです。


会社や組織の中で、
日々苦労して仕事している
親にとっては、当然の思い
だと思います。








職場の人間関係に
顧客の対応に
毎日神経をすり減らしたり、
サービス残業で疲れが溜まっていたり
していると、

毎日ぐーたらして、
スマホ、ネット、ゲーム三昧の
わが子を見ると、
それはもうイライラするでしょうね。



お気持ちはよくわかります。(笑)



お母さんは、カウンセリングに行ったり、
親の会で話したりして、
日頃のうっ憤を発散できますが、

お父さんは、そういう機会が
ほとんどありません。




妻に
なんとかせい
と言いたくなるでしょうし、

子どもにも、
学校のことには触れなくても、
関係ないところで、
八つ当たりしてみたり・・・



<学校と社会は別物>
そういう親の事情とはべつに、
最初の
「学校でさえ、まともに行けてないのに、
社会でちゃんとやっていけるのか」
という心配に
応えたいと思います。

結論から言いますと、
学校と社会は
全然別のものだ、
ということです。



当たり前といえば、
当たり前なんですが。

同じ年齢の数十人の人たちが
同じ部屋で
同じことをしている

という環境は、
他の社会では見られません。




そういう環境で
ストレスが過剰にかかったり、
怖い思いをする経験が重なって
もはや
そこには行けなくなるのでしょう。



なので、
似た環境の中に入って行くのは、
とっても勇気がいることだと思います。



そう思うと、
学校は行けなくても、
バイトは行ける
というのも理解できます。



<不登校を経験した若者たち>
いじめによって
不登校になったA子さんは、
「社会のほうが学校より優しかった。」


B子さんは、
「学校に行ってた時は、
みんなとげとげして怖かったけれど、
世間の人は、私に親切だった。」


C男君は、
「学校で褒められたことはなかったけれど、
バイトに行って、
よく気が付くねって
ほめてもらえてうれしかった。」


D君は、
「バイト先で一生懸命やってたら、
店長のかわりを任されるようになって、
自信がついた。」
と言っています。



何年も学校を休んでいた子が、
元気を回復して
動き始めるとき、
学校ではなくバイトをして、
人に対する信頼を取り戻したり、
自信を取り戻すこともあります。


働いて給料をいただく、
という経験は、ずいぶん
人を成長させるものなんですね。




バイトをせずに、大学卒業後
働きだした若者たちも、
さまざまな職場環境の中で、
人に助けられたり
人を助けたりしながら
がんばって仕事をしています。



不登校経験のないきょうだいが
職場の人間関係に苦しんで
毎朝つらそうにしているとき、

不登校を経験した社会人が、
励ましている
という場合もあります。


<心のゆとりを取り戻すために>
「こころのそえぎ」(福本)が
多くの子どもたちの成長過程を
お伝えすると、
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子どもをゆっくり見られなくなったら
イライラする気持ちを
話しに(放しに)来てください。


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