2018/09/11

不登校の子どもと試験

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。

9月9日は、公認心理師の資格試験があり、
しばらく受験勉強にかかっていました。

「公認心理師」というのは、
日本で初めて国家資格になった
心理職の名称なのです。

臨床心理士は一般に知られていますが、
これは国家資格ではないんです。

そういうわけで、
大学教授も超ベテランカウンセラーも
全国各地でみんな受験されていると思います。

北海道が受験地の方は、
先日の地震の影響で、中止になったと聞きました。

この日のために勉強してこられたでしょうに、
本当にお気の毒に思います。
一日もはやい復旧をお祈り申し上げます。






<試験のための勉強はしんどい>
私は、2年前に臨床心理士試験を受け、
その3年前には大学院の入試があり、
ここ数年、なにがしかの受験勉強を
続けていることになります。

受験勉強ってやっぱりしんどいです。

やりたいことはもちろん、
日々のやらなければならないと思うことを
後回しにして、しかも
試験に合格するかどうかわからない不安と戦いながら
自分の時間を試験のための勉強に費やす
というのは、
我慢の連続です。

勉強しながら、私はいつも
子どもたちに同情してました。(笑)


<子どもたちは息の詰まる毎日>
親も先生も
毎日、当然のように

「勉強しなさい。
もうすぐ試験が近いんでしょ!」
「こんな成績でどうするんだ?
もっと勉強しないと
いい学校に入れないぞ」
と子どもに発破をかけてると思います。

子どもたちも、そんな日常が
あたりまえと思って、
ときには「うるせえ!」と反抗しながらも、
勉強しています。

なかには、
自分の目標に現実が追い付かず、
いくら努力しても
成績が上がらないことに
絶望してしまう子どももいるでしょう。

うまくそこを切り抜けたり、
だれかに話を聞いてもらったり、
ちょっと手助けしてもらえるといいけれど、

案外一人で抱え込んでしまって、
焦げ付いてしまう子もいると思います。

そんな苦しい毎日を、
よく子どもたちは乗り越えて
成長しているよね、えらいなあ。
と思うのです。



<不登校の子どもたちのつらさ>
学校を休みがちになると、
勉強の遅れが気になるのは、
親だけではありません。
子ども本人が、わかっているけれど、
行けない、というつらさを一番
味わっていると思います。

休みが長引くと、
「試験だけでも受けに来れませんか?」
と先生からお誘いがあっても、

授業に出ていないのだから、
試験を受けてもできっこないことは
本人が分かっています。


<試験を受けないと
  大変なことになる?>
試験を受けないと成績が付かない。
受けるだけでも出席日数がカウントされる。

などいろんな事情がありますが、
つらいとき、しんどいときに無理しても
後によい経験として残るとは思えません。

試験を受けることを、あまり重視しないで、
しんどいときは、エネルギーを貯めることを
優先したほうがいいと
いまなら言えます。

十分に休めて、エネルギーがたまった子どもは、
自分から試験を受けてみようかなと
言い出したり、
信頼している先生からの誘いによって、
試験を受けに行くこともあります。

全然点がとれないことを分かっていて、
今まで入れなかった教室に入っていくのは、
とても勇気がいることだと思います。

みんなが当たり前にできることが、
ずっと行ってない子どもにとっては、
テストの場にいること自体が
今まで登ったことのない崖に上るくらい
勇気のいることなんだと思います。
その勇気に頭が下がります。


<取り戻すのではなく、
別のルートを辿る子どもたち>
いまの進学塾や進学校の受験体制が
あまりにスピードが速いので、
少しつまずいただけでも、
取り戻すのは困難になってくるようです。

だからと言って、
大学受験や就職のときに、
それほど差があるかというと
またべつなようにも思います。

多くの不登校を経験した人を
見聞きしてきて、

いろんな意味での自立した人生を考えるとき、
思春期や青年期に立ち止まって
いろんな問題意識をもって考え悩んだ経験は
必要だったのではないかと思います。

不登校の経験から
自分なりの人生の目的や
この社会での自分の活かし方
に目を向けるようになることが
この時期には
大事なのではないかと思っています。

遅咲きでもいい。
ゆっくり自分らしく生きる道を
探してほしいと思います。

試行錯誤しながら
生き方をつかんで行けるように
社会全体が、もっと余裕をもって
子どもたちの成長を見守っていけるといいですね。

大人同士、そんな話も出てくるのが
親の会のよいところです。

どうぞ、「親子支援ネットワーク♪あんだんて♪にも
一度お出かけください。

個別相談は、
不登校ひきこもり相談室「こころのそえぎ」福本まで
お申込みください。

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