こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。
こころのそえぎ(福本早穂)です。
9月9日は、公認心理師の資格試験があり、
しばらく受験勉強にかかっていました。
「公認心理師」というのは、
日本で初めて国家資格になった
心理職の名称なのです。
臨床心理士は一般に知られていますが、
これは国家資格ではないんです。
そういうわけで、
大学教授も超ベテランカウンセラーも
全国各地でみんな受験されていると思います。
北海道が受験地の方は、
先日の地震の影響で、中止になったと聞きました。
この日のために勉強してこられたでしょうに、
本当にお気の毒に思います。
<試験のための勉強はしんどい>
私は、2年前に臨床心理士試験を受け、
その3年前には大学院の入試があり、
ここ数年、なにがしかの受験勉強を
その3年前には大学院の入試があり、
ここ数年、なにがしかの受験勉強を
続けていることになります。
受験勉強ってやっぱりしんどいです。
やりたいことはもちろん、
日々のやらなければならないと思うことを
後回しにして、しかも
試験に合格するかどうかわからない不安と戦いながら
自分の時間を試験のための勉強に費やす
というのは、
我慢の連続です。
勉強しながら、私はいつも
子どもたちに同情してました。(笑)
<子どもたちは息の詰まる毎日>
親も先生も
毎日、当然のように
毎日、当然のように
「勉強しなさい。
もうすぐ試験が近いんでしょ!」
「こんな成績でどうするんだ?
もっと勉強しないと
いい学校に入れないぞ」
もっと勉強しないと
いい学校に入れないぞ」
と子どもに発破をかけてると思います。
子どもたちも、そんな日常が
あたりまえと思って、
ときには「うるせえ!」と反抗しながらも、
勉強しています。
なかには、
自分の目標に現実が追い付かず、
いくら努力しても
成績が上がらないことに
絶望してしまう子どももいるでしょう。
うまくそこを切り抜けたり、
だれかに話を聞いてもらったり、
ちょっと手助けしてもらえるといいけれど、
案外一人で抱え込んでしまって、
焦げ付いてしまう子もいると思います。
そんな苦しい毎日を、
よく子どもたちは乗り越えて
成長しているよね、えらいなあ。
と思うのです。
<不登校の子どもたちのつらさ>
学校を休みがちになると、
勉強の遅れが気になるのは、
親だけではありません。
子ども本人が、わかっているけれど、
行けない、というつらさを一番
味わっていると思います。
勉強の遅れが気になるのは、
親だけではありません。
子ども本人が、わかっているけれど、
行けない、というつらさを一番
味わっていると思います。
休みが長引くと、
「試験だけでも受けに来れませんか?」
と先生からお誘いがあっても、
授業に出ていないのだから、
試験を受けてもできっこないことは
本人が分かっています。
<試験を受けないと
大変なことになる?>
試験を受けないと成績が付かない。
受けるだけでも出席日数がカウントされる。
などいろんな事情がありますが、
つらいとき、しんどいときに無理しても
後によい経験として残るとは思えません。
試験を受けることを、あまり重視しないで、
しんどいときは、エネルギーを貯めることを
優先したほうがいいと
いまなら言えます。
十分に休めて、エネルギーがたまった子どもは、
自分から試験を受けてみようかなと
言い出したり、
信頼している先生からの誘いによって、
試験を受けに行くこともあります。
全然点がとれないことを分かっていて、
今まで入れなかった教室に入っていくのは、
とても勇気がいることだと思います。
みんなが当たり前にできることが、
ずっと行ってない子どもにとっては、
テストの場にいること自体が
今まで登ったことのない崖に上るくらい
勇気のいることなんだと思います。
勇気のいることなんだと思います。
その勇気に頭が下がります。
<取り戻すのではなく、
別のルートを辿る子どもたち>
いまの進学塾や進学校の受験体制が
あまりにスピードが速いので、
少しつまずいただけでも、
取り戻すのは困難になってくるようです。
あまりにスピードが速いので、
少しつまずいただけでも、
取り戻すのは困難になってくるようです。
だからと言って、
大学受験や就職のときに、
それほど差があるかというと
またべつなようにも思います。
多くの不登校を経験した人を
見聞きしてきて、
いろんな意味での自立した人生を考えるとき、
思春期や青年期に立ち止まって
いろんな問題意識をもって考え悩んだ経験は
必要だったのではないかと思います。
不登校の経験から
自分なりの人生の目的や
この社会での自分の活かし方
に目を向けるようになることが
この時期には
大事なのではないかと思っています。
遅咲きでもいい。
ゆっくり自分らしく生きる道を
探してほしいと思います。
試行錯誤しながら
生き方をつかんで行けるように
社会全体が、もっと余裕をもって
子どもたちの成長を見守っていけるといいですね。
生き方をつかんで行けるように
社会全体が、もっと余裕をもって
子どもたちの成長を見守っていけるといいですね。
大人同士、そんな話も出てくるのが
親の会のよいところです。
どうぞ、「親子支援ネットワーク♪あんだんて♪にも
一度お出かけください。
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個別相談は、
不登校ひきこもり相談室「こころのそえぎ」福本まで
お申込みください。
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