こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。
こころのそえぎ(福本早穂)です。
夏季休暇の間、お盆に
遠く離れた実家に家族連れで行く方も
遠く離れた実家に家族連れで行く方も
いらっしゃると思います。
中学3年のL子さんも、
毎年家族みんなで父方の祖父母の家に
行くのが恒例でした。
でも、L子さんが、
中2の夏休み明けから
学校に行けなくなってからは、
お盆に祖父母の家に行くのが苦痛でした。
中2の夏休み明けから
学校に行けなくなってからは、
お盆に祖父母の家に行くのが苦痛でした。
いとこの中には大学生がいて、
有名国立大に行っていました。
有名国立大に行っていました。
叔母などは、憚ることなく自慢するので、
L子さんのお母さんは、
「また、あの息子自慢をきかされるのね」と
少し閉口しているようでした。
L子さんのお母さんは、
「また、あの息子自慢をきかされるのね」と
少し閉口しているようでした。
L子さんは、お母さんのそんな愚痴を聞くと、
学校に行けない自分が不甲斐なく、
情けなくなるのでした。
それでつい、お母さんに反抗的な気持ちになって、
「自慢できる娘じゃなくて悪かったわね」と
言わなくてもいい嫌味を言ってしまって、
自分がいやになることもありました。
<高学歴の家系の中の不登校>
L子さんの祖父と父親の兄にあたる叔父は
医師をしており、
L子さんの父方の親戚は高学歴の家系でした。
医師をしており、
L子さんの父方の親戚は高学歴の家系でした。
そんな親族の中で、自分が不登校なので
両親は肩身が狭いだろうと思うと、
L子さんはますますお盆に祖父母の家にいくのが
嫌になってきました。
「お母さん、今年は私、
おじいちゃんとおばあちゃんの家にいかなくてもいい?」
とL子さんはお母さんに言いました。
お母さんも、L子さんの気持ちを察して、
「L子が気が進まないならいいよ」
と言ってくれました。
お父さんは、
「なんだ。L子は行かないのか」と言っていましたが、
お母さんから事情を聴いて、
納得してくれたので、ほっとしました。
<親戚が集まるとき>
不登校の子どもたちにとっては、
親戚の集まるお盆や正月は
普段よりつらい時期なんです。
親戚の集まるお盆や正月は
普段よりつらい時期なんです。
お盆には両親の実家に遊びに行き、
新類縁者が集まるご家族も多いと思います。
新類縁者が集まるご家族も多いと思います。
学校に行っている従兄弟や、
自分が学校に行っていると信じて疑わず
学校生活のいろいろを尋ねる祖父母に会うのは、
とてもしんどいこと。
自分が学校に行っていると信じて疑わず
学校生活のいろいろを尋ねる祖父母に会うのは、
とてもしんどいこと。
「学校のことを聞かれたら、なんて言おうか?」
と考えるだけで
行くのをためらってしまうでしょう。
行くのをためらってしまうでしょう。
<親の原家族との関係が影響する>
親から祖父母にあらかじめ不登校であることを告げて,
学校のことに触れないようお願いしておくのは、
ひとつの工夫と思います。
ひとつの工夫と思います。
そのとき、祖父母がどのように反応されるかは、
それぞれの原家族との関係によって
ちがってくると思います。
親が自分の両親(子どもにとって祖父母)
との関係が良好であれば、
言い換えると自分の親に認められているなら、
孫の不登校に対しても
受容的な態度で接してくれる場合が多いです。
逆に、元もと祖父母が親に対して否定的であれば、
孫の苦悩を理解できず
批判していることが多いのです。
もちろん、前者のほうが子どもの回復は早く、
子どもは自分らしい進路選択をして
しっかりと成長していきます。
子どもは自分らしい進路選択をして
しっかりと成長していきます。
なかには、実家が遠距離なので
不登校とは言わないで行く、
というご家族もあります。
不登校とは言わないで行く、
というご家族もあります。
その場合でも、子どもは安心感もあるけれど、
祖父母に対して
学校に行っているふうを
装わなければならないつらさがあると思います。
どちらにしても正解はありませんが、
両親が自分の子どものつらさを理解し、
できるだけ安心でいられるように、
という思いやりがあれば、
子どもはさまざまなつらい場面を
その子なりに健気に
両親が自分の子どものつらさを理解し、
できるだけ安心でいられるように、
という思いやりがあれば、
子どもはさまざまなつらい場面を
その子なりに健気に
くぐりぬけていくと思います。
<親にも支援が必要>
わが子が不登校になると、
これまで当然のように付き合ってきた
親類縁者とのつきあいが、
心の大きな負担になることもしばしば。
親類縁者とのつきあいが、
心の大きな負担になることもしばしば。
そんなとき、経験豊富な人に相談できると
親の気持ちも軽くなります。
親の気持ちも軽くなります。
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