2023/07/07

行き渋りの時期に

近年は

いじめ

先生の感情的な叱責や体罰

勉強がわからない

などの 


原因がはっきりあるわけじゃないけれど、

学校がしんどくなって

行けなくなる子どもが増えています。


20年前に比べても

年々、勉強のスピードが速くなり

部活の時間が増え、

行事が増え、

子どもたちに負荷が

積み重なっているのを感じます。


その子どもたちを指導する先生方の負担も

それだけ積み重なっているわけで、



その上にコロナ禍が覆いかぶさり

それまで潜在化していた問題が

目に見える形で表れてきたのだと思います。



毎日疲れてる感じだけど

なんとか学校に行っている


週1回の休みが2回になり

3回になり、


そして

ある日とうとうまったく動けなくなってしまう。


勉強は遅れていて、

宿題もちゃんとできない

よけいに行きづらくなると思うから、

親は怒ったりなだめたり

自分自身も揺れながら

なんとかして行かせようとしています。


でも、ちょっと冷静になって考えると


体調の悪い状態で行っても

教室にいるだけで精いっぱいで

勉強は頭に入らないんですよね。


宿題しなくても学校に来たらいいよ

と先生は言うけれど、


「やってません」

と言うことはすごいエネルギーがいるのです。


みんなが提出していくのに

一人だけ提出できない

のは、とんでもなくみじめな思いをします。


そういう体験をつみ重ねると

子どもにもプライドがありますから

自己否定するようになりがちです。



これも回復段階によるので、

安定期を過ぎて、

始動期になりエネルギーが貯まってきたころ、


人と同じにできなくても

自分は自分でいいんだ

と思えるようになった子どもが

みずから学校に行く場合は


宿題をやってなくても、

提出物がだせなくても


自分にOKを出せます。


しかし、休み始めた時期、

五月雨登校しているころ、

本人が学校に行きたいけれど、

心身の不調で続かないのであれば、


教室以外の本人が安心できる場所


別室(保健室)


教育学習センター


フリースクール(出席と認められるところもあります)も


利用しながら

ときどき行けるときに教室に入る


という行き方も考えてみてはいかがでしょう?


しかし、まだかなりエネルギーがある状態

でないと

これもできないと思います。


あくまでも、本人が行きたい、行こうとしている

けれど

体がついていかない

という場合です。


くれぐれも無理しないで

しんどい時期を長引かせないように

してください。


行き渋りの時期をどう過ごすか

こちらの動画も参考になさってください。


「わが子の行き渋りが長引いているとき」

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