2023/07/18

不登校の子どもとの向き合い方

 こんにちは。

こころのそえぎ(福本早穂)です。


子どもが完全に学校を休み始めたときが、

一番子どものエネルギーが落ちていて、


不眠 ⇔ 過眠

食べられない ⇔ 過食

動けない ⇔ すぐキレる


など、

不安定な状態になっています。

その子どもを見ている親も

一番つらい時です。



「学校は行って当然」

と親も子ども自身も思っているので、

休むことへの罪悪感があります。



でも、

学校環境が子どもの心身にとって

苦しくなっているとき、

家でエネルギーを回復していくほうが

学校に出席することより重要なのです。

(と、今なら言えます。)


とは言え大勢の子どもたちとは

違う生活をしているわが子を見守っていくのは

心配が付きまといますし、

将来への不安もあります。


子ども自身も

みんなと違うことをしている自分に

自信が持てなかったり、

行きたくても行けない

自分の体をどう扱ってよいか

途方に暮れてしまいます。



そして心のバランスを崩して

不安定になる子どもと

向き合う親御さんも、

日々心身をすり減らしています。


不登校になってしばらくは、

子どもの気分によって

親の心の状態も上がり下がりします。


子どもも親の表情に過敏になって

揺れ動きます。


鏡のようにお互いの気分が影響しあい、

ときにはぶつかったり、

冷たい関係になったりしながらも、

徐々に互いの理解が進んで

仲良くなっていきます。


親御さんが

子どもを理解したいという

切実な思いに駆られて本を読んだり、

親の会に参加して

つらい気持ちを聴いてもらったり、

時にはカウンセリングに行って

自分の内面を見つめたり、


という中で

「ほどよい親子関係」になっていくように思います。


一方、

対人援助のお仕事をしていらっしゃる

親御さんの中には、

子どものしんどさを理解して、

不登校の初期から

良いかかわりをされている方もいらっしゃいます。


「これをしなくてはいけない」

ということではなくて、

子どもが心身のエネルギーを回復して

次のステップに踏み出していくまで

親がゆっくり見守れるように、

自分自身を楽にしながら

できることをしていけばよいのだと思います。



子どもとの向き合い方のあるあるを

こちらの本でお読みください。

「みんないろいろありました〜『不登校あるある』」

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