2019/10/15

不登校は自己決定の連続

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。



先日、Facebookで
こんなタイトルの投稿を見つけました。




「所得や学歴より『自己決定』が
幸福度を上げる  2万人を調査」




わが意を得たり!
の早穂さんです。



神戸大学と同志社大学の共同研究で、
国内2万人に対するアンケート調査の結果、
所得、学歴よりも
「自己決定」が幸福感に強い影響を
与えていることが
明らかになったのです。







<経験者に見る安定感のわけ>
これまでに
不登校を経験して社会人に出ている
若者たちに
数十人も出会ってきました。



彼らに共通しているのは、

不思議な落ち着き

安定感

自覚のない自信のようなもの

が感じられるのです。



その彼らの親同士でも、

「何か知らんけど、
根拠のない自信みたいな
大丈夫な感じを
持っているね」

と言い合うことがあります。




それはどこから来るのかな?
と知りたく思っていました。



そして、この研究結果に出会って、
少しその理由がわかるように思いました。





<納得しないと動けない>
不登校になるほど、

ストレスをためて、

身体症状が出るなどの
苦しい思いをした彼らは、

他者からの評価や刺激では、
身体が動かなくなっています。





思考によって

「行かなければならない」
「行った方が得」

と思っていても、

その朝起きられるかどうか、
登校できるかどうかは、

その時の身体症状によって決まります。





期末テストだから、
受けておかないと進学に差し支える
とわかっていても、

その日の心身の調子で
行けなくなったりします。




成績が良い、
試合で勝つ、など

先生から認められる
親から褒められる
クラスの友だちから一目置かれる

といった
他者からの承認が
全くなくなってしまったのが
学校へ行けなくなった時の
子どもたちです。





そこから、
良きサポートを得ながら
長い安定期を経て
立ち上がっていき、

そんな自分を
自分自身が受け入れられるようになると、


他者評価ではなく、

自分がやりたいから

好きだから、

意義を感じるから

というような
内的動機づけによって
行動するようになります。





親も、
まったくエネルギーをなくして、
尋常ではない状態になった
わが子を経験しているので、

少しでも食欲が出てきた
笑顔がみられるようになった

というところから始まって、

本人がやりたいことが出てくると、
何であれ うれしいのです。

(ゲーム、ネットに関しては、
 最初は否定的な親御さんも
 多いですけどね。)


ガッコウヘ行かなくなると、
一日が自由な時間です。




元気が出てくると、
今日は、これをしよう
これを見たい
と自分で決めて動くようになります。



これまで与えられたことに応える
ことに時間を費やしていましたが、

主体的に
考え、感じ、決めて動きます。

小さなことから
自分の思考、感情、感覚にしたがって、
判断し、
自分で決めて、
行動する。


そういうことを繰り返して
成長していきます。





<私の人生の主人公は私>
それは、意図的にそうするのではなく、
心からやりたいと思えないと
エネルギーの充電できていない時期には、
身体が動かないのです。



他者評価や誰かからの指示では、
つまり
外的動機づけでは、
動けないのです。



内的動機づけで行動することこそ
「自己決定」にしたがって行動することなんです。



そして、自分の人生という舞台で
主役を演じて
自分の道を見つけて行く。


やりたくて
好きで
自らやっていることに
後悔はないんですね。

そんな若者が私の周囲には多いです。



<子どもが自己決定できるように>
判断できるよう
偏りのない情報を
与えてあげる。


子どもが話して来たら、
子どもが頭を整理できるように
ゆっくり聞いてあげる。


安易に大人の入れ知恵をしない。


言いたいことは
「アイ・メッセージで」


などでしょうか?


なかなか難しいですけどねー。




こころのそえぎ(福本早穂)の
「不登校相談会」
10/26 吹田の民家で
ゆっくりほっこり
子どものこと 自分の思い
話してみませんか?

詳細と
お申込みは、
こころのそえぎHPから

10/15現在、残席4名ございます。
みなさまのお越しをお待ちしています


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