2019/09/11

不登校の子と夏休み明け、新学期をどう過ごしてますか?

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。




毎年、夏休み明けは
行けなくなった親御さんから
ご相談が増える時期です。



ということは、
心身ともにつらい状態の
子どもたちが増えているってことですね。



子どもにとっては、
明日からまたあのつらい日々が
はじまるかと思うと
どこかに逃げ出したくなる
気持ちになるのでしょう。



夏休み最終日に
子どもの自殺が増える
ということもマスコミで
取り上げられていました。


見るたびに、
落ち付かない気持ちになります。










<不登校経験者からの発信>
前回、
「不登校経験者によるシンポジウム」記録集
発行のお知らせをしましたが、


不登校を経験して大人になった人が、
最近、いろんなところで
自分の経験を
発信してくれるようになりました。


たとえば、このラジオ番組、
不登校経験のある若い知人が
教えてくれました。



【音声配信】
「もうすぐ夏休み明け。
家庭、学校ストレスから逃れられる
“場所”を探そう」
石井志昂×荻上チキ
▼2019年8月27日(火)放送分
(TBSラジオ

「荻上チキ・Session-22」
22時~)




当事者でなくてはわからない
気持ちや感覚が
伝えられていて、


私も、
なるほど、やはりそうなのか!
と納得したり、
援助のヒントを頂いています。



子どもが口をきかなくなった。

なにを考えているのかわからない。

どう対応してよいか悩んでいる。

という親御さん
ぜひ一度、
聞いて参考になさってください。





<もう一つの成長の過程>
長年、不登校から成長する子どもたちを
見聞きしてきて、
学校を軸にして
大人になっていく人が
圧倒的に多いけれど、
家庭をベースにして成長する
人たちもいていいんじゃないか
と思っていました。



学校より、社会の方が
ずっと大きく多様で、
キャパシティが大きいです。
学校が合わなくて
しんどい子どもでも、
社会のどこかで
自分のできること、
自分に合ったところを、
見つけて
生きて行けるのです。



そういうことは、
学校では教えてくれないし、
学校へ行き続けて大人になった
親や先生は、経験がないので、
自分の不安や心配から
子どもを追い詰めてしまいます。



これまで不登校ひきこもり支援を
してきて感じたことを、

真正面から、ラジオの3人の人たちが
話してくれて、
心強く思いました。



福本の個人カウンセリングルーム
「こころのそえぎ」
「不登校相談会」には、
そんな考えを共有したくて
来られる親御さんもいらっしゃいます。



一方で、
学校がもっとストレスのない
環境になるには
どうしたらいいのか、
ということも
考えていかなければならないと思います。



子どもにとっても
先生にとっても。


<参考図書>
ラジオ番組で語られる経験談が、
この本の回復段階に
そっくり当てはまると思います。





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