こころのそえぎ(福本早穂)です。
不登校支援ボランティア団体
「親子支援ネットワーク♪あんだんて♪」
を立ち上げて15年になります。
その間、
多くの保護者の方や不登校を経験した
若者たちにお会いしてきました。
(相談記録件数
2017年12月現在約3300件)
効率と競争が厳しく求められる社会で
生きている大人たち
その大人の期待にこたえようと
頑張っている子どもたち
でも、その中でつまづいて
自己否定してしまう子どもたちが
今日本には小学校中学校合わせて
年間約12万人以上います。
高校生の不登校・中途退学を含めると
18万人以上になります。
この数字の中にどれだけの涙が
流されていることかと思うと、
胸が痛みます。
これだけ多くの子どもたちや
その親御さんたちが、
苦しみつらい思いをしている
ということです。
学校に行けなくなるまでは、
みんな、元気に学校生活を
送っていたのです。
自分が、わが子が、行けなくなるなんて
親も本人も思っていなかったでしょう。
だから、
体が学校に行こうとしなくなる日が
体が学校に行こうとしなくなる日が
突然現れたショックは、
言葉では言いあらわせないほど
大きいものです。
大きいものです。
何とかして行けるようにならないか、
行きたい、行ってほしいと
葛藤しながらも、
葛藤しながらも、
完全に学校から遠ざかってしまいます。
行けなくなってしまった子どもたちは、
どうしたら行けるように
なるのでしょうか?
なるのでしょうか?
矛盾しているようですが、
学校に戻ることを目的にすると、
いつまでたっても
学校に行けないのです。
学校に行けないのです。
親も教師も、子どもが休みだすと、
「学校に行けるようになるには」
と躍起になって働きかけます。
なにか学校であったのか?と
原因探しをしたり、
原因探しをしたり、
何がいやなのか
子どもに聞いたりします。
子どもに聞いたりします。
問い詰められると、
子どもはそれが真の原因かどうかわからないけれど、
「〇〇がいやだ」と言ったりします。
それは本心ではあるけれど、
いやなことが解消されたら
学校に行けるかどうかは、
また別問題なのです。
例えば、
子どもがいじめにあっていたとしたら、
それは学校全体で取り組んで
解決しなければならないと思います。
でも、解決したからといって、
いじめにあっていた現場=学校に
行けるようにはならないのです。
PTSDとも関連していますが、
子ども社会の中で傷ついた子どもが
どのようにすれば、
再びそこで暮らしていけるか
という問題だと思います。
「じゃあ、どうしたらいいの?」
という疑問に、
さまざまな不登校の先輩、
その保護者たちの
言葉や回復へのプロセスが
参考になると思います。
私は多くの不登校経験者や
その保護者の経験を
このブログの中で
伝えていきたいと思います。
いま、学校に行けなくて
つらい毎日を送っている
子どもや保護者のみなさん、
どうか、
つまづいたことを否定しないで、
本来の自分を発見する機会と
とらえてほしい。
そして
その長い道程を、
このブログが少しでも支えになれて
一緒に伴走できたらと願っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿