こころのそえぎ(福本早穂)です。
年末年始、いかがお過ごしでしたか?
年末に書きましたが、
いつもよりつらい時期だった子どもたちも
多いのではないでしょうか?
前回の記事
「不登校の子どもにとってお正月はつらい?」
中には、3学期が始まってから、
行けなくなってしまった
子もいると思います。
とくに中3のこれから高校入試が始まるころに
行けなくなってしまうと、
ほんとうにかわいそうです。
親も先生も、
なんでこんな時期に?
もうちょっとで卒業なんだから
なんとか頑張れないのか?
と、ほかの時期よりも一層
プレッシャーを与えてしまいます。
そう思うのも無理ないとは思いますが、
子どもも時期を選んで
不登校になっているわけではないのです。
子ども自身も
なんでみんなと同じように
試験を受けられないのか、
卒業式に行けないのか、
なさけなくみじめな思いでいます。
なんとか持ちこたえて
試験を受けて合格しても、
エネルギーを使い果たした状態で、
高校入学に臨むので、
入学式だけ出たけれど、
その後ずっと行けていない
ということになりがちです。
<親の期待とのギャップ>
春休みには、
友だちと遊びに行ったりすることもあるので、
親としては、
高校からは行けるのでは、
と期待していたりします。
なんとか持ち直して
行けるようにならないだろうか、
と気がもめることでしょう。
高校では、出席日数の壁があるので、
子どもも親も
毎日、行けるか行けないか
葛藤の連続。
ピリピリする朝を重ねて
親子ともに疲弊しています。
そんな日々が長く続くと、
伸びきったゴム紐のように
もとに戻りにくくなってしまわないかと、
心配になります。
そんな状態で、学校に行けたとしても
勉強は身につかないでしょう。
それでも子ども自身が頑張っている間は
できる範囲で応援してあげて、
(親御さんも無理しすぎないで)
いつでも休みたくなったら、
受け皿を用意しているよ、
という気持ちで見守ってあげてください。
<復学を諦めきれない子ども>
親が、この高校が合わないんだったら、
高卒資格を取るにはいろんな道があるよ
と思っていても、
子ども自身が、友だち関係や
自分の高校に対する思い入れ、
価値観などから
気持ちを切り替えられない
こともあります。
悩んだり苦しんでる中から、
自分が道を決めていくことも
生きていくうえでの大きな学びです。
つかず離れず、
必要な手を差し伸べながら
親が動けるところは動いてあげてください。
言うは易し、
行うは、・・・しんどいですよねー。
そういうときこそ、
経験した先輩に相談したり、
専門家に悩みを打ち明けてくださいね。
親子支援ネットワーク♪あんだんて♪の親の会
では、
わが子の不登校を経験したスタッフが
寄り添いながら、
悩みをお聴きしています。
不登校ひきこもり相談室
「こころのそえぎ」(福本早穂)
の個人面接、電話相談も
お待ちしています。
お一人でゆっくり時間をお取りできます。
<参考図書>
高校に入学した時の回復段階によって、
子どものしんどさはちがいます。
学校の先生とのかかわり、
子どもへの対応が書かれています。
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