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2023/11/08

♪あんだんて♪20周年記念イベント 小児科医A先生と語る不登校支援(その1

こんにちは。

不登校ひきこもり相談室

「こころのそえぎ」福本早穂です。



11月3日文化の日

親子支援ネットワーク♪あんだんて♪設立

20周年記念イベントに



30年来不登校の子どもと親を

サポートしてくださっている

A先生をお招きして

その医学的知見と臨床経験に

基づく話を伺いました。



A先生の話は、福本が経験してきた

不登校の子どもたちの

回復と成長のプロセスと

一致しており、

これまでの考え方が合っているのだと

改めて確信したのでした。




<不登校は病気か?>

♪あんだんて♪の活動を始めた頃、

「不登校は病気か?」

というテーマで

話し合われることがありました。



不登校そのものは、

学校でのストレスが

家庭でも発散できず、溜まりにたまって

脳が働かなくなり、

動けなくなってしまった状態であって、

いわゆる病気ではない。



ただ、その背景に

神経発達症(発達障害)や

統合失調症などの素因が

あったりするので、

治療が必要な場合もある。


福本の経験では

発達症の場合でも、

他の精神的な要因であっても、

脳をゆっくり休ませてあげて、

環境を過ごしやすくしてあげると

快方に向かう場合がほとんどでした。



不安を感じる刺激があると、
(学校を想起させるような刺激)

子どもの状態が悪化することを

何度も経験しており、

A先生も同様のご経験をしていらっしゃいます。



A先生は、

脳は縮むことはないけれど、

ストレスが過剰にかかると

脳の働きが縮んでしまう。

と言います。



充分に脳の働きが

良くなってからでないと、

がんばって教室に行けたとしても、

脳は働かないばかりか、

少し良くなっていても

また元の木阿弥、

しんどくなってしまいます。



子どもの気持ちは本当のところわからない。

という前提で、

子ども本人に「訊く」ことが大事。



A先生は、

子どもは親や先生、

或いは医師にも気を遣って

学校に行きたいと言う。



だから、親が

「行く?やめとく?どっちにする?」

と聞くと、

「どっちでもいい」と言ったり、

「おかあさんが決めて」ということもある。



それは、行くのがいやだけれど、

そういうと親が悲しむことを知っているから。



「どうする?やめとく?」

と言う風に訊くと、

「やめとくわ」と言える。

それが子どもの本音なのです。



本音が言えるように聞くことが大事なんですね。



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