2019/12/31

あなたは子どもを褒めていますか?

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。



長らくご無沙汰していました。




お子さんとの日々、
いかがお過ごしでしょうか?



今月初めに自宅を引っ越しました。


そのすぐ後から、
うちのおっちゃん(夫)が
座骨神経痛で立てなくなり、

荷ほどきも遅々として進まず、

山のような段ボールのパンダたちに
(どこの引越センターか分かりますね?w)
囲まれて暮らしていました。





1週間前にやっとネットが繋がり、
パンダも数匹を残すのみ。

なんとか年を越せそうです。









<この本に再会>
荷ほどきの途中、
本棚に本を並べていたとき、
金馬宗昭先生の著書
「不登校ひきこもり こころの解説書」
が目に留まりました。


金馬先生は、
ご自身がひきこもった経験があり、
その苦しかった経験を活かして
不登校やひきこもりの子ども若者に
かかわっていらっしゃいました。




なぜ過去形なのかと言いますと、
3年前にまだ40代の若さで
ご病気で
急逝されたからです。




金馬先生が、それまで
かかわっていらっしゃった
ひきこもりの保護者の方の
ご相談を、
今引き継いでいます。




徐々に改善が見られ、
少しずつ、行動に変化が見られます。


ですが、
これまでも、今も
手探りで、見通しがたたないとき、
金馬先生ならどうされるだろう?
と心の中の先生に
問いかけることもしばしば。




安穏と引きこもっている若者は
一人としてないのです。




どんなに悩み、
日々葛藤しているかしれないと思うと、
早く快方に向かう方法はないものか?
と少々焦りも出てきます。




そんな時に


「褒めることで
見ていることを伝える」


「褒められなければ
『だれも自分を見ていない」
と思い、孤独を感じてしまう」


という言葉に
はっとしました。




<あなたは子どもを褒めていますか?>
学校ヘ行けなくなった子ども、
仕事ができなくなった若者
に対して、



「どこも褒めるところはありません」
とおっしゃる親御さんもいます。




でも、人と比べてじゃなく、
ありのままの本人をみたとき、
数か月前より、
なにかを知っていたり、

何かができるようになっていたり、

ちょっと感心するような言葉や

ほんの少し気遣いのある態度に

親が気がつくことがあります。




気がついたら、ちゃんと認めて
言葉にしてほしいのです。



まずは親から、家族から認められることで、
ひきこもっていても、
外に出ていく勇気が湧いてきます。



金馬先生の本には、
そんなかかわり方の基本が
具体的に書かれていて、



ああ、そうだった!
そうなんですよね!

ともう一度思い出させてもらいました。





そして、来年から
金馬先生のメッセージを
私の臨床経験から
不登校ひきこもりの
親御さんや支援者に伝えて行こうと
気持ちを新たにしました。




12/8
引っ越し荷物の谷間で準備し、
開催した
「不登校心理学講座 ワーク&シェア」
5人の参加者さんたちが、
すっかり意気投合され、
ぜひ第2弾をしてほしい。
と要望がありました。



<新講座
不登校心理学講座パートⅡ>
そんなこんなのきっかけがあり、
2020年新しい講座を企画しました。



2/11(祝)京都山科で
初春の一日
「不登校心理学講座 パート2
子どもの話の聴き方、話し方」
~親子のコミュニケーションのために~

どうぞ、今から日を調整してくださいね!




詳しくは、
こころのそえぎHPを
ご覧ください。


では、皆さま
良いお年をお迎えくださいませ。




<関連図書>
金馬宗昭 著




♪あんだんて♪




<関連記事>
寄り添いがなければ褒められないのです。
「不登校の子どもに寄り添うということ 親の適切な対応とは」



親御さんがまず自己肯定しましょう。
「がんばってたんだね 不登校になるまで」

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