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2018/09/01

夏休み明けの不登校

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。


今年は、
猛暑と台風の夏休みでしたが、
楽しい思い出もあったでしょうか?

1学期に行き渋ったり、
学期の最後には行けなくなっていた
という子どもさんは、
夏休み明けが、とても気うつだと思います。






親も、2学期から行けるだろうか?
と不安な思いで見守っていたら、
「やっぱり行けなかった」
と落胆してしまうことも
よくあることだと思います。

小学校4年生のT君のお母さんである
M子さんも、
そんな一人でした。

1学期に行き渋っていたときは、
なんとか1日でも登校してほしいと
T君にかかわっていましたが、
ますます状態が悪くなっていくのを感じていました。


<学校をあきらめた時>
夏休み中は、
元気そうに見えていたのに、
2学期の始まる日、
1学期と同じようにしんどい状態のT君を見て、
「ああ、やっぱり
この子は学校がつらいんだ」
とあきらめがついたと言います。

そのころ、相談に行ったカウンセラーに、
「長い夏休みと思って、
休ませてあげてください」
と言われて、M子さんは
考え方を変えました。


<まずは家の中で元気回復>
M子さんは、
笑顔がなくなり、つらそうにしているT君が
かわいそうになりました。
そして、
せめて家の中では、居心地よくしてあげようと
決心しました。

すると、
それまで抜け殻のように
ぼんやりTVを見ていたT君が、
そのころから、
TVを見て笑うようになり、
M子さんはほっとしました。

「親は心配でしかたがないですが、
いったんその心配を脇において、
まずは子どもが家のなかで
食欲と親子の会話を取り戻していかないと
だめですね。」
とM子さんは言っています。


T君の長い夏休みは、
その後ずっとつづきましたが、
通信制高校に入学したころから、
自分のペースで着実に歩み続けて、
今は社会人として仕事をしています。


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