2019/03/17

不登校の解決に必要なこと

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。




今日は、
不登校の子どもが回復していくために
なにが一番必要かということを
お伝えしたいと思います。



「親が変わると子どもは変わる」





この言葉、
どこかで
耳にしたことがありませんか?



親がどんなふうに変わると
子どもは回復していくのでしょう?



ここでも、
不登校の回復過程にそって
考えていきます。




不登校の回復過程については、
こちらをお読みください。

「不登校の回復段階を知ってください」



【動画】不登校の回復のプロセスと対応方法












<行き渋りから完全不登校までの混乱>
子どもが、朝起きられなくなってきた。
朝の支度に時間がかかりすぎて遅刻する。
といった状態が出てくると、

親は叩き起こしたり、
「早くしなさい!」
「夜更かしするからよ!」
「だらだらしないの!」
と叱り飛ばして、学校に送り出します。




頭痛がして朝起きられなくなる。
お腹が痛いと言ってトイレに何度もかけこむ。
吐き気がして朝ご飯が食べられない。
など、身体症状が出てくると、
小児科、内科、に連れて行くなどします。




でも、とくに悪いところは見つからない。
じゃあ、なまけているの?
と無理に学校へ行かせようとしても、
頭痛や腹痛など
ほんとうに苦しそうに見える。



こういう日がつづくと、
もしかして不登校?
と不安が出てきますが、




必死になってあの手この手で
なんとかして行かせようと、
がんばってる時期が渋滞期ですね。




はやめにカウンセラーや教育相談にかかって、
子どもを休ませることが
必要とわかると、
学校に行かせようとすることを
諦められるようになりますが、

相談に行くまでには、
かなりの思い切りと勇気がいります。




たいていは、一人で不安を抱えたまま、
毎日子どもとバトルを繰り返しているうちに、
子どもはますます
苦しそうな状態になっていき・・・




そこで気づくことが多いです。
「このままでは、
この子は壊れてしまう。」




そしてとうとう
学校に行かせることをあきらめていきます。
近ごろは、心療内科、精神科に
連れて行く親御さんも多いです。
子どもは「必要ない」「ぼくは病気じゃない」
ということも、よくあること。




学校に行けるようになるために、
という目的ですと、
子ども自身は、
病気を治したら学校に行ける
とは思えないので、
病院には行かないのです。




この時期、
母親と父親とで、子どもの状態について
共通認識をもっていないので、
夫婦関係もぎくしゃくしています。




友だちや親きょうだいに
相談しても、
経験のない人からは
常識的な答えしか返って来ません。




母親は
自分の子育てのどこが悪かったのか、
と自分を責めたり、
傷ついたりもします。



関連記事
【動画】不登校は初期対応が大事!



<母親の心の中は悩みでいっぱい>
渋滞期から完全不登校に至るまでの、
母親の心の中は最悪の状態です。



買い物に行っても
家事をしていても
仕事に出かけても
いつも鉛のような重い気持ちを
抱えて生活しています。



自転車こぎながら、
野菜を刻みながら、
突然涙が出てきたり・・・



お母さんが暗い気持ちを
抱えていると、
家庭の中は、当然
暗くて重い空気になっています。





子どもは、自分が学校に行ってないから
こんなふうになってしまった
と自分を責めています。
家庭の空気を感じて、
ますます落ち込んでいきます。





<家庭の空気=水の中>
濁った水の中にいる魚を
想像してみてください。



呼吸が苦しくなって、
だんだん衰えていくのが
わかるでしょう。



この濁った水を
キレイにしないと
魚は生きていけません。



お母さんが、カウンセリングに行って、
自分の苦しみ、悩みを
共感して受け止めてもらうと、
濁った水が浄化されていきます。





カウンセリングの中で
子どもの状態を客観的にみること、
子どもの回復の見通し
子どもの個性の把握、
など
学んでいくことは、
親自身の成長につながっていきます。





新しい気づき、
新しい知識、
新しい考え方を
取り入れることは、
新しい栄養のある水を
どんどん入れていくようなもの。






福本が代表をしています
親子支援ネットワーク♪あんだんて♪
「親の会」では、
受容と共感が得られ、
なんとなく子どもは大丈夫なのかなと
安心感を得られます。
この安心感はとても大事ですね。

他の参加者の話を聞くと、
うちの子だけじゃないんだ
と孤独な悩みから解放されます。




ただ、
新しい水を入れていく、
となると、
個別のカウンセリングでなければ、
できないのです。




また、親自身の経験からくる
心の問題が大きいとき、
受容と共感してもらうだけでは、
解決できないのです。



<こんな方に心理療法を>
♪あんだんて♪の「親の会」と
とでは、どこが違うのですか?
と聞かれることがあります。



福本のカウンセリングに来てくださる
親御さんは、
相対的に変化が早く、
子どもさんの回復も早いです。




なぜかと言うと、
その人に最適と思われる
心理療法や情報提供を
行っているからです。



頭では理解できても
気持ちがどうしても
不登校の子どもを受け入れられないとき



夫との関係で悩んでいるとき



自分の家族との関係で悩んでいるとき



子どもにリストカット、
手洗いを繰り返すなど
心配な症状があらわれているとき



発達障がいなど、個別の問題があるとき



自身が虐待を受けていた経験がある




などの方に
個人カウンセリング及び
心理療法は有効です。




親の心身が軽く、
生きづらさから解放されると、
家庭の空気が変わります。




水の中=家庭の空気が、
明るく、楽に呼吸できる
ものになれば、
子どもは回復していきます。
元気になっていきます。




そうなのです。
不登校の回復には
家庭の空気が変わること
つまり
親が変わることが
一番必要なんです。




逆に、
不登校から長期にひきこもっている場合、
早い時期に
「適切な」支援先に出会っていたら
ここまで長期化しなくて済んだだろう
と思うことが多いのです。

(残念ですが、カウンセラーといっても、
不適切な助言をして、
親子関係が壊れてしまう場合も
お聞きします。)




こころのそえぎには、


個人面接


不登校心理学講座


不登校相談会 詳しくはこちら


親子支援ネットワーク♪あんだんて♪
の親の会


を上手に並行して使って
ご自分も子どもさんも
大きく変化していらっしゃる方が
来て下さっています。




もやもやと悩んでいる毎日は、
濁り水の中で
暮らしているようなもの。




どうぞ早めに
不登校ひきこもり相談室
「こころのそえぎ」(福本)に
お越しください。



こころのそえぎHP
「お客様の感想」をご覧ください。






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<参考図書>
不登校の子どもの成長過程を知るために


不登校でも子は育つ ~母親たち10年の証明~
 





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