2019/03/11

3/10「通信制高校・サポート校合同説明会」(学びリンク主催)の会場で

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。



昨日は、大阪梅田の阪急グランドビルで
開催された
「通信制・サポート校合同説明会」の
カウンセリングコーナーで
ご相談に対応していました。


 この通信制・サポート校合同説明会は、
春、夏、秋に全国主要都市で行われており、
近辺の主要な通信制高校、サポート校が集まり、
各ブースで個別相談に対応しています。


私は、3年前からカウンセリングコーナーを
主催者の学びリンク社から
依頼されて
入場者のうち抽選で当たった方に
カウンセリングを行っています。


ここ2,3年のあいだに、
通信制・サポート校は急激に増えており、
WEB通信制高校に関心をもつ子どもや保護者が
多くなってきています。



広い会場に数十ものブースが並んでいるので、
どこに相談に行けばいいのか、
選び方が分からない、
といった保護者の悩みをお聴きします。


子どもさんの不登校の回復段階や
不登校になった経緯
今の生活状態、
等お聴きして、
必要条件を一緒に考えていきます。


カウンセリングが終わるころには、

すっきり、にっこり、お礼を言って、
席を立っていかれます。










<必死で登校し続けた子どもたち>
大多数の中3の子どもたちの
進路が決まっているこの時期に、
説明会に来られている
ということは、
中2、中3の3学期から来れなくなっている方、
高校進学したけれど、
しんどくなってしまった子どもが
多いのです。





きっと、1学期、2学期を五月雨登校しながら、
必死で持ちこたえてきたけれど、
もう力尽きしまった状態だと思います。




あと1週間とか4日休むと留年が決まる
というぎりぎりの状態を
お聴きすると、
何とかご本人にとってよい対策を、
と私も一生懸命
ご提案や情報提供をしています。







<身体を壊すほどの課題って、
ほんとうに必要?>
その中でも、
進学校での課題の多さに疲弊して、
身体症状が出ている例が増えています。



大学は行きたいけれど、
そこに至るまでの高校生活に
疲れ切ってしまっています。



子どもたちは、
自分の目指す大学に合格するために、
今の高校の課題をクリアしないと
だめになると
思い込んでいる
(思いこまされている?)
ように見えます。




でも、
中学や高校で不登校になった子どもたちが、
その後、幾通りかの進路を経て
かつて進学校にいたクラスメイトと
同じ大学に行ったという例を
見てきています。




確かに1浪していることも多いです。
中には、2,3年バイトなどで働いてから、
目標ができて
高卒認定を経て大学へ行った
という例も何人も聞いています。




毎日、身体症状がでるほど
たくさんの課題をする意味が
本当にあるのかと
疑問に思うのです。






<考えたら、勉強できない>
ここ数年、
「勉強する意味がわからない」
「なにも考えないやつは
勉強できるよな」
といった、子どもたちの声を
お母さんを通して聞くことが増えました。



「考えることをやめないと
できない勉強」って
なんなのでしょうか?





課題代行をする仕事もあるとも
聞きます。





なにか学校現場で
「教育」が本来の意味を
見失っているように思えてなりません。




<子どもの人生を応援するために>
子どもは、どんな高校生活を
送りたいと思っているのか。

偏差値だけで、大学を決めていいのか。


子どもの興味、関心、
得意、不得意
自分を最大限に発揮できる環境ってなんだろう?

今の子どもにとって、
どんな人にかかわってもらう必要があるのか。


一人一人顔が違うように、
感じ方、考えもちがいます。
子どもたちそれぞれの個性を理解して、
進路を考えるには、
ゆっくり時間をとって、考えなければ
わかりません。



不登校ひきこもり相談室
「こころのそえぎ」(福本早穂)は、
子どもが自分らしく生きる人生を
応援するために、
親御さんをサポートしたいと思っています。

どうぞ、大事なこの時期に
ご相談ください。

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