こころのそえぎ(福本早穂)です。
昨日は、大阪梅田の阪急グランドビルで
開催された
「通信制・サポート校合同説明会」の
カウンセリングコーナーで
ご相談に対応していました。
この通信制・サポート校合同説明会は、
春、夏、秋に全国主要都市で行われており、
近辺の主要な通信制高校、サポート校が集まり、
各ブースで個別相談に対応しています。
私は、3年前からカウンセリングコーナーを
主催者の学びリンク社から
依頼されて
入場者のうち抽選で当たった方に
カウンセリングを行っています。
ここ2,3年のあいだに、
通信制・サポート校は急激に増えており、
WEB通信制高校に関心をもつ子どもや保護者が
多くなってきています。
広い会場に数十ものブースが並んでいるので、
どこに相談に行けばいいのか、
選び方が分からない、
といった保護者の悩みをお聴きします。
子どもさんの不登校の回復段階や
不登校になった経緯
今の生活状態、
等お聴きして、
必要条件を一緒に考えていきます。
カウンセリングが終わるころには、
すっきり、にっこり、お礼を言って、
席を立っていかれます。
<必死で登校し続けた子どもたち>
大多数の中3の子どもたちの進路が決まっているこの時期に、
説明会に来られている
ということは、
中2、中3の3学期から来れなくなっている方、
高校進学したけれど、
しんどくなってしまった子どもが
多いのです。
きっと、1学期、2学期を五月雨登校しながら、
必死で持ちこたえてきたけれど、
もう力尽きしまった状態だと思います。
あと1週間とか4日休むと留年が決まる
というぎりぎりの状態を
お聴きすると、
何とかご本人にとってよい対策を、
と私も一生懸命
ご提案や情報提供をしています。
<身体を壊すほどの課題って、
ほんとうに必要?>
その中でも、進学校での課題の多さに疲弊して、
身体症状が出ている例が増えています。
大学は行きたいけれど、
そこに至るまでの高校生活に
疲れ切ってしまっています。
子どもたちは、
自分の目指す大学に合格するために、
今の高校の課題をクリアしないと
だめになると
思い込んでいる
(思いこまされている?)
ように見えます。
でも、
中学や高校で不登校になった子どもたちが、
その後、幾通りかの進路を経て
かつて進学校にいたクラスメイトと
同じ大学に行ったという例を
見てきています。
確かに1浪していることも多いです。
中には、2,3年バイトなどで働いてから、
目標ができて
高卒認定を経て大学へ行った
という例も何人も聞いています。
毎日、身体症状がでるほど
たくさんの課題をする意味が
本当にあるのかと
疑問に思うのです。
<考えたら、勉強できない>
ここ数年、「勉強する意味がわからない」
「なにも考えないやつは
勉強できるよな」
といった、子どもたちの声を
お母さんを通して聞くことが増えました。
「考えることをやめないと
できない勉強」って
なんなのでしょうか?
課題代行をする仕事もあるとも
聞きます。
なにか学校現場で
「教育」が本来の意味を
見失っているように思えてなりません。
<子どもの人生を応援するために>
子どもは、どんな高校生活を
送りたいと思っているのか。
偏差値だけで、大学を決めていいのか。
子どもの興味、関心、
得意、不得意
自分を最大限に発揮できる環境ってなんだろう?
今の子どもにとって、
どんな人にかかわってもらう必要があるのか。
一人一人顔が違うように、
感じ方、考えもちがいます。
子どもたちそれぞれの個性を理解して、
進路を考えるには、
ゆっくり時間をとって、考えなければ
わかりません。
「こころのそえぎ」(福本早穂)は、
子どもが自分らしく生きる人生を
応援するために、
親御さんをサポートしたいと思っています。
どうぞ、大事なこの時期に
ご相談ください。
HPはこちら
問い合わせフォーム
お申込みフォーム
どうぞ、ご一読ください。
不登校の子どもの成長過程がわかる
「不登校でも子は育つ」
不登校でも子は育つ ~母親たち10年の証明~
0 件のコメント:
コメントを投稿