2018/11/01

がんばってたんだね、不登校になるまで

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。



今年度も春と秋に開催している
「不登校心理学講座」では、
ご参加された親御さんの
自己理解と自己肯定を
めざしています。






<不登校の原因探し>
わが子が学校に行けなくなると、
お母さんがまず、
自分の子育てを振り返って、
どこがいけなかった?
なにがまちがってた?
と欠点を探し始めます。



甘かったのか?
厳しすぎたのか?
関わり過ぎだった?
構わなさ過ぎたのか?



そして、
子どもの性格や行動にも
問題点を見つけようと
し始めるのです。



小さいときから
自分から友だちをつくろうとしない子だった。


些細なことにこだわりが強かった。


参観にいっても手を挙げたことがない
消極的な子だった。


逆に


友だちが多かったけれど、
周りに気を遣っていたのかも。


好きなことはとことん熱中するけど、
嫌なことは避ける性格だ。


のびのび育てすぎたのかも


などなど、


不登校になった原因を
自分の子育てや子どもの性格に求めて、
あら捜しをしている
お母さんが多いと思います。




でも、
いくら考えても堂々巡りなんですよね。


長所は時には短所になりますし、
短所は場合によっては
長所にもなりますから。



<1日1日を笑って暮らそう>
かくいう私も、
子どもが行けなくなってしばらくは、
原因探しのスパイラルに
落ちこんでいました。



でも、
いくら考えても、悩んでも
わからないものはわからない。



そこでどうなったかと言うと、
ここからが
元来ノーテンキな性格が幸いして?



これだけ考えてもわからないんだったら、
もういい!
子育ては、
あれはあれで良かったんだ!
ということにしよう。



と決めたんです。



だったら、
これから先のことを考えよう。

泣いて暮らしても1日過ぎる
笑って暮らしても1日過ぎる



それなら、私は子どもと
笑ってくらそう。




親子で笑った1日、1日が過ぎていけば、
たとえ先がどうなろうと、
子どもが振り返ったとき、
楽しい思い出は残るんじゃないか。



そんなふうに思えた時、
いい意味で
ひらきなおれたようです。



<わが子の頑張りがわかるとき>
講座では、たくさんのワークシートに
取組んでいただきますが、
その中で、
親御さんと子どもさんの
長所や
これまでがんばったこと
自信になった経験などを
書いていただくことがあります。



そういう視点で
わが子を見つめてみると、
「今まで随分がんばってたんだって
分かりました」
と涙ぐまれる方が多いのです。



それは、
子どもが本来もっている力を
再認識する作業とも言えます。


10/28京都の講座でも
そんなフィードバックを頂きました。



あさって11/3大阪での講座を
愉しみにしている
こころのそえぎ(福本)です。



(今年秋の講座は、昨日で申し込みを
終了しました。
来年春に、再開する予定ですので、
こころのそえぎHP「お問合せ」まで
連絡先をお知らせくださると、
ご案内メールを送らせていただきます。)



こころのそえぎHPはこちら



twitterでも新記事・講座情報を
随時発信しています!
@kokoronosoegi

0 件のコメント:

コメントを投稿