2018/12/26

不登校の子どもにとって、お正月はつらい?

こんにちは。
こころのそえぎ(福本)です。




子どもたちにとって、
お正月は楽しいイベントが
盛りだくさんの期待に満ちた日です。


でも、不登校の子どもたちにとっては、
普段よりつらい時期なんです。



お正月には、両親の実家に遊びに行き、
新類縁者が集まることが
恒例になっている
ご家族も多いと思います。




学校に行っている従兄弟や、
自分が学校に行っていると
信じて疑わず
学校生活のいろいろを
尋ねる祖父母に会うのは、
とても気鬱です。


「学校のことを聞かれたら、
 なんて言おうか?」


考えるだけで
行くのをためらうことでしょう。







2018/12/20

不登校の子どもが医療にかかるとき~その2

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。




前回、不登校の子どもが医療機関にかかるときに
不登校に理解ある医師を選ぶことが大事と
と言いましたが、




前回の記事
「不登校の子どもが医療にかかるとき」






もう少し踏み込んでこのテーマを書いてみたいと思います。



頭痛、腹痛、など
強く身体症状が出ていると、
子ども本人もつらいので、
小児科や内科に行って診ていただくことがあります。





でも、検査して異常がみられないと、
「学校に行けないこと」を「治療」しようと
考える医師もいます。
抗不安薬を処方されたり、
昼夜逆転を直すための薬を出されたり、





でも、それで学校に行けるようになったという
例は、聞いたことがありません。
子どもは、頭がぼーっとするのがいやだったりするので、
すぐに飲まなくなってしまった
と聞くことが多いです。





親も、子どもの様子をみていると、
なんだかすごくだるそうにしていて、
服薬で学校に行けるとは、
到底思えないので、
その病院へは行かなくなります。





そして、病院を変えてみたら、
小児科や内科でも、ピンと来て
「学校たのしい?」
などと子どもに訊いてくれる医師もいます。








2018/12/11

不登校の子どもが医療(病院)にかかるとき

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。



今日は、不登校の子どもと医療の関係について
考えてみたいと思います。



学校を休むときって、
なんらかの身体症状が出ていますネ。




頭痛、腹痛、
吐き気、めまい 発熱
など、
さまざまな症状がでてきます。




そこで、具合の悪いとき
いつも診てもらう
小児科医にかかることが多いです。




その先生が、
不登校の状態に理解があるかどうかは、
その後の子どもの回復過程に
大きく影響しています。




調べても悪いところはないので、

「ちょっとお母ちゃんに
    甘えてんのとちがうか?」

って言われることもあります。




それを聞くと、
親は、自分が甘いのではないか、
だから子どもになまけ心が
出ているのかもしれない
なんて思って、


なんとか行かせなければと
がんばってしまいます。




朝、起きた時は
本当にしんどそうなので、
欠席の連絡をいれます。



でも、
2~3時間すると、
症状は消えてスマホをいじったり、
ゲームをしているのを見ると、


あれは仮病だったの?
と疑心暗鬼にかられるのも
無理ないと思います。







2018/12/07

不登校からの進路選択~まだ進路が決まらない~

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。




中3のこの時期になって、
まだ動き出せない子どもさんもいます。



<納得するまで決められない>
親としては不安になったり焦ったりしますが、
全日制高校にこだわらなければ
3月末まで、なかには4月はじめ頃でも
受け付けている通信制高校もあります。




不登校の子どもの状態を理解して
かかわってくれる先生がいて、


学び方や通学日数など
自分に合う学校を見つけると、


大きく伸びていく
子どもさんが多いのです。




十分納得するまで、
締め切りぎりぎりまで、
決められない子どももいます。




親御さんが受験しそうにないと
あきらめていた子どもが、


試験の前の夜に、


「鉛筆と消しゴムある?」


と聞いてきて、


毎日昼夜逆転の生活だったのに、
翌朝早く起きて試験会場に行った
ということもあります。




2018/12/02

12/1 不登校相談会<そえぎ>吹田、終了しました。

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。



不登校相談会、終了しました!


今回は、4人のお母さんがご参加くださいました。


うち、2人は子どもさんが不登校になってまだまもないので、
親子の会話も途絶えている状態。親もつらい時期です。






病院やスクールカウンセラーなど、相談に行かれてはいますが、
母親ならではの苦しさは、どこにも話す機会がありません。


ご飯のこと、
子どものつぶやき
家族の反応



など



日常のささいな悩みまでゆっくり話せて、
帰るころには、「スッキリしました」と笑顔も出たので、
来ていただけてよかったです!




来年1月は未定ですが、年内に開催日をお知らせできると思います。
どうぞ、お子さんともども、よいお年をお迎えください。



2018/11/30

中学高校の不登校からの進路選択

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。



今日は、引き続き進路の問題を取り上げたいと思います。





中3になると進路選択の時期がやってきます。



このとき、不登校の回復段階によって
選択の基準がちがってくると思います。



回復段階の詳細はこちら
 不登校の回復段階を知ってください








2018/11/24

「不登校のとき、勉強しましたか?」

こんにちは。
こころのそえぎ(福本早穂)です。




中学3年の今の時期ですと、
高校進学の志望校を
学校に提出する時期ですね。




不登校の子ども場合、
学校に行っている子どもと
同じペースで進路を決められない
場合が多いです。




「まだ決められないけれど、
全日制A高校と通信制B高校には
親だけ見学に行きました。

B高校では、3月末まで待ってくれるそうです。
親としては、
何月ごろ決めたいと思いますが、
子どもの状態を見ているところです。」


など、



今の子どもの状態と
親の考えや、行動しているところを
学校に伝えて、
待ってもらうように
お願いしてみてください。



進路に関する記事
不登校の子どもがまだ進路決定できないとき




進路決定の時期は、
ずっと学校に行ってない
子どもにとって、
不安、心配、焦りが出てきて、
さまざまに揺れる時期でもあります。



長年勉強から離れているという事もあり、
進学にあたって学力の不安もあるでしょう。




しかし、中学時代
不登校を経験した若者に


「不登校のとき、
勉強していましたか?」


と尋ねると、


ほとんどの方は、
「まったくしていませんでした。」
と答えています。